蝶の成長記録【2】
- 7月20日
- 読了時間: 3分
更新日:7月23日

蝶の成長記録【1】の続き
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蛹になった後は、羽化した際に飛び立てるように厚紙ごと大きいケースに移しました。
ぶら下がって羽を乾かすための枝を上に設置しています。
蛹の色は黄緑と茶色の2種類。
敵から身を守るための保護色(葉っぱや木の枝)の関係で、明るさや足場の質感によって変わるとのことです。

瓶の表面や虫籠で蛹になった子は、慎重に外し紙で作ったサナギポケットに入れて固定します。(サナギポケットの画像は下記に掲載。)
《羽化直後の様子》

10日〜2週間ほど経つと蛹から出てきます。出たては羽が折り畳まれた状態です。
ここで落下したり何かしらの原因で羽が広がらず、羽化不全になることもあります。

羽が広がり、液体を排泄した後、羽をゆっくりと開いたり閉じたりして乾かしていました。
羽を乾かす間だけがスケッチのタイミングだったので、羽化する度に急いで描いていました。
《黒アゲハが羽を乾かす様子》

サナギポケットから無事に羽化してくれました。

この子もサナギポケットから。
《飛び立つ準備ができた様子》

乾かし終わるといよいよ飛び立つ準備なのか、素早くパタパタと羽を動かします。


窓を開けて、見守っているとあっという間に飛び立って行きました。

何頭か育った黒いアゲハのうちの1頭。カラスアゲハかな?
このあと花の蜜を吸いながら飛び回り、1〜2週間ほど生きるとのことです。
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《羽化不全になった子》

羽化不全の子は、アクエリアスを薄めたものをあげて育てました。
(はちみつ水よりも清涼飲料水の方が元気に育つとの情報を見たので。)
薄めたアクエリアスを染み込ませたキッチンペーパーなどを準備し、
丸まっているくちばしを爪楊枝で伸ばして誘導。
数日経つと自分から伸ばしてゴクゴク飲んでいました。
イモムシは大の苦手でしたが、卵から育っていく姿を見ているともう可愛くて可愛くてたまらなかったです。
毎年アゲハ蝶を見る度に、育てた子たちの子孫かなぁと思いを馳せてしまいます。
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育てた子達をモチーフに描いた屏風

育成中にしていたスケッチのおかげで、その年に行ったライブペインティングにて屏風を描くことができました。

現在も米原市の滋賀県立文化産業交流会館に展示いただいてます。
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思いがけず育てた蝶たち。たくさんの命に寄り添う経験はとても貴重なものでした。
生きようとする力強さと、今にも壊れてしまいそうな弱さを兼ね備えた存在。
脱皮を繰り返し、蛹から美しい羽を携えた姿に変容することの神秘さを何度も何度も目の当たりにしました。
自然は本当に素晴らしくて恐ろしい。畏敬の念を改めて感じる日々でした。

蝶たちに感謝を込めて。
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